OGWのカードが大量リークされたわけですが、その中で個人的に気になったのが《Kozilek’s Return》。


個人的に、《狡猾な願い/Cunning Wish》型のOmni-Tellにとって欲しかったカードがようやく来てくれたと思ってます。


上記のデッキの場合、これまでは横に並べるデッキに対しては、タッチ赤して《紅蓮地獄/Pyroclasm》をサイドボードに用意するケースがしばしば見られました。
しかし、残念なことに《紅蓮地獄/Pyroclasm》はソーサリーであり、《狡猾な願い/Cunning Wish》型のOmni-Tellでは、どうしてもかみ合わない側面がありました。
また、用途の似たカードでインスタントである《火山の流弾/Volcanic Fallout》は、残念ながらダブルシンボルであり、採用しにくいのが現状です。


そして、これらのカードを対策カードとして投入する仮想的に、デスタク(特に《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》)があるわけですが、《ルーンの母/Mother of Runes》というカードにより、最も除去したい対象を除去できない状況がしばしば発生していました。


※個人的に、これらの状況に対して《燃え立つ願い/Burning Wish》型にデッキを切り替え、サイドボードに《虐殺/Massacre》を採るという形で対抗していました。


しかし、今回情報の出た《Kozilek’s Return》に関しては、

・シングルシンボル
・インスタント
・欠色によるプロテクション(赤)の無効化

という、すべての条件を満たしています。


そして、7マナ以上のエルドラージをプレイした際の副次的な効果もOmni-Tellというデッキにかみ合っています。

実際、勝ち筋のひとつに《実物提示教育/Show and Tell》→《全知/Omniscience》→《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》という動きがあります。
しかし、相手が横に展開するデッキだった場合などは、追加ターンでエムラが攻撃に参加してもダメージソースが盤面に残ってしまい、返しのターンで負けてしまうという状況が多々ありました。

今回《Kozilek’s Return》が登場したことにより、こういった状況がかなり回避できるようになると思われます。


まあ、《時を越えた探索/Dig Through Time》を失ったことは大きな痛手だったのは間違いありませんが、それ以前からアーキタイプ自体は存在していたのは事実ですし、直近のSCGにおいても《祖先の記憶/Ancestral Memories》を採用したものがTOP8に残っていたりと、可能性自体は残されていそうです。


とりあえず、今回はこのあたりで。

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